Abstract
症例は39 歳の女性で,慢性膵炎に対して膵管ステントを他院で定期的に交換されていた.前日から出現 した持続する腹痛を主訴に当院を受診し,腹部CT で膵管ステントが横行結腸を貫通し腹腔内へ穿破した 汎発性腹膜炎と診断し,同日緊急手術を施行した.全身状態が安定していたため,まず腹腔鏡下に腹腔内 を観察し,腹腔鏡手術で対応可能と判断して腹腔鏡下異物除去,穿孔部修復,洗浄ドレナージ術を施行し, 術後10 日目に軽快退院となった.慢性膵炎や膵石による膵管狭窄に対する内視鏡的治療ではプラスチック 膵管ステントが挿入される場合が多いが,脱落した膵管ステントによる大腸穿孔の報告はまれであり報告 する..
Translated title of the contribution | Transverse colon perforation due to migrated pancreatic stent |
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Original language | Japanese |
Pages (from-to) | 537-542 |
Number of pages | 6 |
Journal | Japanese Journal of Gastroenterological Surgery |
Volume | 51 |
Issue number | 8 |
DOIs | |
Publication status | Published - 2018 |
All Science Journal Classification (ASJC) codes
- Surgery
- Gastroenterology